帳書文化
発表時間:2018-06-26   閲覧量:2846

西蓮寺遊覧エリアにある九蓮山の西蓮寺は、東漢の時に創建されていた。西蓮寺は大きくないが、三大奇観がある。この廟の山門は、後ろの大殿の向きと合っていなく、ややずれている。これが西蓮寺の斜山門だ。廟宇を沢山見た観光客は分かると思うが、廟宇の山門とその中の殿堂は、同じ中心線の上で建てられることになっているが、西蓮寺の山門は殿堂の向きからずれていて、西蓮寺の一大奇観となった。

斜山門は西蓮寺の一大奇観となったが、斜山門の上に、更に観音閣が建てられている。掟では、山門の上は殿堂を建てないことになっているため、山門の上に殿堂を建てる廟宇は滅多にない。ところが、ここの山門の上に観音閣が建てられた。しかも北向きの逆向き観音だ。これが西蓮寺の更なる奇観となった。

西蓮寺は俗神信仰の廟宇だ。仏・道・儒の神が同じ廟宇で祭られているのは、全国的にも多く見られない。これは、民衆の神に対する崇拝は派閥に寄らずに、気候は穏やか、国は安泰、民は安らぎ、家庭は幸せ、民は健康であるようにご加護してくだされば、百姓の供養の対象になる。

西蓮寺は九蓮台の上に建てられ、九蓮捧聖という千古奇観を成す。西蓮寺は三つの部分からなる。一つ目は、この五進院落の殿堂、二つ目は、200段の蓮馨梯を登った所にあり、三軒の殿堂からなる西崖上の老母殿、三つ目は、廟宇の裏にある蓮花洞だ。

毎年の陰暦九月九日に、九蓮山で「帳書」文化祭が開かれる。「帳書」は民間信仰的な文化と習わしで、既に新郷市の無形文化遺産に選ばれた。

「帳書」の図案と文字は千奇万変で、読める者も居なければ、受け継ぐ者もいないので、「帳書」は謎めいて不思議がられている。そのため、人々は帳書を「天書」とも呼んでいる。「帳書」のような民間的習わしは、我が国ではこの一例しかなく、未だに謎が解かれていない。国内の有名な民俗学者や民俗文化の専門家達は、「帳書」の謎解きに取り組んでいる。


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