道教文化
Time:2018-06-26   Click:3034

回龍遊覧エリアは道教の発祥地の一つだ。標高1570メートルもある孤峰の上に、青石構造で、梁がなく、八卦の半円型屋根に鉄の瓦で覆われ、鉄の鋳物の玄武神像が祭られる「玄天上帝」大殿といった大きな建筑群が建てられている。鉄瓦、鉄頂、鉄鼎、鉄鍋、鉄像…鉄尽くしで名を知られているため、「天下第一鉄頂」と称えられている。道教には、「南金頂、北鉄頂、南頂は武当にあり、北頂は太行にある。」という説がある。「天下第一鉄頂」の絶壁の上にある廟宇建筑群は、道教の精髄である「道法自然」に則り、山の形に合わせ、段差をつけてバランスよく交差し、雅で古朴で、独特な風情と味わいを持つ。

言い伝えでは、道教の開祖は老爺頂で仙人になったそうだ。そして、百姓は開祖を「老爺」と呼んでいるため、老爺頂と呼ばれるようになった。又、道教で開祖と奉られた老子は、よく紫色の雲に乗って高い山の上を飛ぶため、老爺頂には紫団巍と青峰巍という別名もある。更に、千里先の湖北武当山と立ち向かっているため、北太頂とも呼ばれている。更に、老爺頂はその雄・秀・険・峻で、「太行第一峰」とも呼ばれている。

老爺頂の頂上にある廟は、「玄武廟」という。中に祭られている開祖は、即ち太上老君だが、なぜ祖師廟と呼ばずに、玄武廟と呼んでいるだろう?それにはこんな訳があった。古人は、「玄武」は天上四神(蒼龍、白虎、朱雀、玄武)の一体であり、二十八宿の中で北方七宿の総称だと考えている。玄武の天界での形象は亀に似て、その亀の体に蛇が巻き付いているため、「玄武」は亀蛇の代名称となった。「玄武」という名前はどこから由来するだろう?これには「五行」と関わっている。古人は、常に金・木・水・火・土という5種類の物質の元素で、宇宙万物の起源と変化を解釈している。「五行」の属性では、北方は水に属す。水が深ければ色は黒くなる。黒は即ち玄色である。これは玄武の玄の由来だ。次に「武」を説明する。北方七宿の形象が亀に似ているため、亀に甲羅があって、甲羅の甲から、容易に古代武将の纏う鎧を思い出させられる。これで武将の「武」と関わりがあった。「玄武」という名はこうして出来上がった。「玄武」は天の星宿である以上、徐々に古代神話に登場する北方の神となった。


related information
2018-06-26
回龍遊覧エリアは道教の発祥地の一つだ。標高1570メートルもある孤峰の上に、青石構造で、梁がなく、八卦の半円型屋根に鉄の瓦で覆われ、鉄の鋳物の玄武神像が祭られる……
more
2018-06-26
西蓮寺遊覧エリアにある九蓮山の西蓮寺は、東漢の時に創建されていた。西蓮寺は大きくないが、三大奇観がある。この廟の山門は、後ろの大殿の向きと合っていなく、ややずれ……
more
2018-06-26
変化に富む地形と心地良い気候が南太行の独特の山水文化を生み出した。新郷市の南太行山の標高は300メートルから1800メートルある。観光エリア全体は非常に珍しい三……
more
モバイルサイト
mobile_qrcode

2次元のスキャン